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今回の里帰りは、とにかく大変だった。 まずここ数週間、ネット接続と私のパソコンの調子が悪く、数週間前にに、リカバリーディスクでかろうじて蘇生できたが、父の凶報があった時、iPadではメールを受けたが、タイミング悪く、パソコンは全く作動しなくなってしまった。 ネットも5分繋がったら、30分は使えないなんてことが重なり、これも最悪のタイミングで、父のことを知らせたい日本の家族たちは、電話もかけられない状態にあった。 電話もネットサービスに乗っかてるので、ネットが使えなければ、電話も不通。 よって、知らせを受けるのは、父が息を引き取ってから、9時間後の、Albuquerque時間で26日の午前6時半だった。 後モデムがダメになってたためだと分かった。
かろうじてネットが繋がってる時に、めっちゃトロイSteveのパソコンで、今すぐ帰ってお葬式に間に合う便があるかどうか調べた。 Los Angeles からのANAの27日0時半に乗るには、まずAlbuquerqueからの便が間に合わないといけない。 AlbuquerqueからLos Angelesの当日チケットは、$271。 これはまだ良い。 でもLos Angelesから関空の片道が$2,350で、復路が$1,200。 往復で軽く$4,000かかる。 去年から私の往復を2回、Steveの往復分を1回支払い (いずれも往復一人分、約$2,000)、私は現在失業中なので、経済的な余裕は全くない。 死に目にも葬式にも間に合わ無いと、以前から家族も理解してくれてるので、諦めることにした。
何も手に付かないまま終日過ごし、Steveが職場から帰宅したのが26日の午後4時半。 お金なんてなんとかなるから、チケットを取れ!と言ってくれるのをチョット期待してた。 Steveは、ANAに電話して、葬儀出席のための特別料金がないか、調べて見てはどうかと言う。 そんな事に全く頭が回転しませんでした。 その時点では、完全にネットアクセス不可能で、ANAの電話番号も、国内線のSouthwestの番号も調べられない。 どうするべ?って時、Steveのお姉さんに携帯電話をかけ、番号を調べて教えてもらった。
ANAに電話をかけたのが、午後5時。 結果、ANAはそんな特別料金を設定していないと言う。 仕方ない、それで終わりと思ったが、念のため空席の有無と、料金を聞いてみたら、往復で$1,640で提供できると言う。 それで往復。 国内線往復を足しても、$2,000ちょい出。 なぜオペレーターを通しての方が、ネット購入よりも安い? その場で決断した。 電話だけなので、名前、支払い方法などを伝えるのに時間がかかった。 その直後Southwestに電話して、その日の最終便の午後9時半の便を確保した。 すべての電話での手続きが終わったのが午後6時。 汗だく状態になったので、シャワーを浴び、喪服を選び、黒い靴とストッキングを見つけ、いつも服用する処方薬を持って、手荷物だけで家を出たのが午後7時半。
しかし、機内預けの荷物が無いって、なんて身軽な旅なんでしょう! 羽田の入国審査では、誰も並んでなかったし、いつもなら荷物の回転台でじっとカバンが出てくるのを待つのに、今回はそうして並んで待つ人たちを横目に、スッスーと出て行きました。 大阪の伊丹空港に到着したのが午前7時半。義兄が空港まで迎えにきてくれて、我々は葬儀場に8時半に到着しました。 式開始は10時半でしたが、それまでにも色々葬儀場との打ち合わせに時間がかかり、何事にも「喪主様」と、母は引っ張りだこ状態でした。 次に母が亡くなった時、姉が喪主になるんだな。
家族葬なので、出席者は私、母、姉家族の4人、そして母の妹夫婦の合計8人。 そんな少人数なのに、私の想像を遥かに超えるほど豪華だったのでびっくり。 式の前の集合写真に、何の意味があるのだろう? そして式最中に前から写真を撮ったり、近親者(私、母、姉)のお焼香最中の写真。 意味不明だ。
お葬式の前日の午前中に、「湯かん」と言うものが行われたらしい。 映画の「おくりびと」みたいなのと聞いて納得。 母、姉、姪、叔母の女性4人が体を拭いたりしたそうだ。 参加したかったな。 その時点では、まだチケットを買っていないし、誰もまさか私が日本に向う事になるとは知らなかった。前夜のお通夜には、もう35年程顔を合わせていない従兄弟がきたと聞いて、会えなくて残念。
もし父が早朝に亡くなっていたら、その日のうちにお通夜で、翌日が葬儀って可能性もあったらしく、そうだったら私は、完全に間に合ってない。 それに、ここ数回の帰国では、飛行機が遅れて乗り継ぎができないって事が重なりました。 現に、今回Albuquerqueへ戻るLos Anagelesからの飛行機は、2時間遅れました。 当日Albuquerqueを出てLos Angelesに到着してから、羽田行きの国際線への乗り継ぎに1時間半しかなかったし、その最終便はオンタイム率が非常に低いらしい。 スチュワーデスが、乗客と話すのを小耳に挟んだ。 だけど、その日は予定よりも早く到着した。
羽田到着後、入国審査を済ませ、国際線ターミナルから国内線ターミナルに移動し、セキュリティーチェックを突破して大阪伊丹行きに乗り換えるのには、たったの1時間しかなかった。 乗り遅れたら式には間に合わないと、心配しても仕方の無い事が心配で、11時間の飛行は一睡も出来ず。 その便は満席だったし、満席の場合は乗客の荷物の収納で手間取り、出発が遅れることが多いし、当然到着も遅れる。 ところが私の飛行機は、オンタイムに出発したどころか、45分も定刻よりも早く到着した。 当然伊丹にも定刻通り。 まるで父が私の旅程を見守ってくれていたみたいに。
アメリカに戻る便はね、関空ー羽田ーLos AnagelesーAlbuquerqueの全部の便で、隣の2席が空席で、完全に横になって寝て帰ったので、とても楽だった。 これも父の計らいだろう。 ありがとう、お父はん。
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